軽自動車・小型車でトレーラーを引こう!
牽引車の性能で、トレーラーが最大積載量の荷物を積んだ状態で安全に牽引出来るかどうか机上で計算したのが「連結検討書」です。
この書類はトレーラーを新規登録する際と牽引車を変更(追加)する場合に必要となり、軽自動車検査協会に提出後、係員の審査を受ける事になります。
書類の様式は軽自動車検査協会で貰えますが、ワープロ打ちのコピーなので自分で作成しても問題ないと思います。(最悪、書き写せば良い)連結検討書には2種類あり、トレーラーに慣性ブレーキが装着されているかいないかで変わりますが、大抵の軽トレーラーは未装着と思って良いでしょう。
連結検討書を作成するのに必要なデータは以下の通りです。
項目 | 牽引車 | トレーラー |
車名・形式 | | |
登録番号又は車台番号 | | |
用途・形状 | 乗用(定員) 貨物(普・小・軽) | フルトレーラ ボートトレーラ その他 |
車両重量 | (w)kg | (w1)kg |
車両総重量 | (W)kg | (W1)kg |
車両総重量時の駆動軸重 | (WD)kg 4WD車は車両総重量 |
主ブレーキ制動力 | (F)kg | (f)kg 慣性ブレーキ付の場合 |
駐車ブレーキ制動力 | (FS)kg | (fs)kg 不要? |
最高出力 | (PS)PS |
制動停止距離 制動初速度50km/h時 | (S)m |
2WD・4WDの別 | 2WD/4WD(車枠有・無) |
車両重量や最高出力は車検証やカタログ等でも分かりますが、ブレーキ制動力などは諸元表やサービスマニュアルで調べます。
諸元表は軽自動車検査協会や陸運局で「何年式の諸元表を見せて欲しい」と言えば閲覧させてくれます。出て間も無い車種はまだ諸元表に記載されていない場合があり、その時はメーカーごとの原本のコピーを見せて貰います。この場合、軽自動車は軽自動車検査協会,普通車は陸運局に行きます。
牽引車が決まっている場合は車検証を持って行けば間違いないですが、牽引車が決まっていない場合は、車名だけでなく形式番号も事前に調べておかないと諸元表より探し出せない場合が有ります。
諸元表に記載されている制動停止距離は制動初速度が50km/hとは限りません。普通車ならば100km/h,軽自動車ならば80km/hで記載されているケースが多いでしょう。その場合、下記の式により50km/h時の値を算出して下さい。
100km/hの場合:(制動停止距離+10)×0.25
80km/hの場合:(制動停止距離+4.8)×0.390625
尚トレーラーのデータは諸元表に記載されておりませんので、購入前であれば販売元に確認すると良いでしょう。
必要なデータが揃ったら計算してみましょう。(JavaScript1.1以上)
<参考>SUBARUドミンゴとサン自動車工業フルトレーラの連結検討書