鞍の状態チェック

サドルフィッティングをする前に鞍の状態をチェックしましょう。
鞍骨は破損していませんか?特に力のかかる前橋部分や左右の挫骨位置で折れている場合があります。


<チェック1>前橋部分の破損確認
鞍の前橋を両手で挟むように圧迫します。

<チェック2>挫骨位置の破損確認
鞍の前橋を太ももにのせ、後橋を手前に引っ張り鞍をしならせるようにします。

正常な鞍骨であればビクともしない筈です。
鞍骨が折れていれば、ギシギシと不自然な音がしたり、特定の位置で鞍がしなったりします。鞍をしならせた時にシートの挫骨位置で深い横皺が現れたり、シートの挫骨位置が破れている場合は破損の可能性大です。鞍骨の破損している鞍は絶対に使用してはいけません。鞍骨の修理をその鞍のメーカーに依頼するか、新しい鞍を購入してください。
※馬具ファクトリー・パッカランでは鞍骨の修理・鞍の販売はしておりません。


<チェック3>鞍褥(あんじょく)の状態確認
鞍褥にはウールやフェルト、成形パッド等が詰められています。馬の背に直接当たる部分ですから詰め物が適度に、かつ左右均等に詰まっていないと、ライダーの重量を馬の背全体で均等に分散して支えることが出来ません。鞍褥に触わって左右を比べてみてください。

・革はなめらかでやわらかいですか?
・左右均等ですか?
・詰め物がへたっていたり偏ったりしていませんか?
・”こぶ”や”くぼみ”はありませんか?

鞍褥の詰め物がウールであれば、詰め足すことが可能です。
鞍褥のチェック・調整が必要な場合は弊社にご用命ください。